Behind of The Moon Calender 2022


2022年度分からMoonCalenderの制作方法をアップデートしました。

これまでは、illustratorで毎月の月相を一直線に並べ、それをブラシ化して円環の線に設定していました。

このブラシ機能を使う方法は、ブラシを円環線に設定したときに微妙に歪みが発生する問題が有り、なおかつデータとにらめっこしながら月相を並べるのが結構な手間で、ミスが発生する可能性も高かったです。

 

これらの問題を解決するために、輝面比データを読み込んでレイアウトを自動化することにしました。

自動化にあたり最初に試してみたのは、InDesingのデータテーブル読み込み機能。しかし、この方法では月のローカル座標の回転までは対応できず、illustrator上で1年分の月の回転を補正する必要があり、コレは結構な手間がかるのでInDesingでの自動化は却下。

結局Processingでカレンダー描画プログラムを自前で書きました。

1年分の輝面比データテーブルをロード → 各月の月相を描画 → 円環をレイアウト → PDF書き出し。この一連のフローを自動化するプログラムです。


これでillustrator上での作業はほぼ無しになりました!

 

 

各日の月相画像は、別途illustratorで作成した29日分のSVGから輝面比に応じて読み込んでいます。

輝面比のテーブルデータは毎月ごとに12ファイルに分けています。本当は1年分1ファイルで対応したいのですが、Columごとの日数(Row数)を取得する方法を見いだせず、12ファイルに分けています。

 

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月カレンダー2022の僕の手持ち分の在庫はほぼなくなりましたが、まだ少し在庫あります。

ご興味のある方は是非!@!

 

MOON Calender 2022

Product of TSUKISHIZUKU  

Designed by QOTAROO

Printing direction by Kenichiro Tsukiyama ( ASAHISEIHAN Co.,Ltd.)